
Nutritional consultation
栄養指導・相談

思い当たる方はぜひ一度
ご相談ください
- 血圧の上昇や体重の増加が気になる
- 肥満や栄養状態を改善(気になる症状などがある)したい
- ダイエットをしているのに効果が見られない
- 健康診断などで指摘を受けた
- 食事をコンビニや外食で済ませてしまうことが多い
- バランスの良い食生活で長く健康を維持したい
- 食事療法で薬の量を減らしたい
- すでに食事療法を行っているが結果が出ていない
栄養指導・相談って
どんなことしてくれるの?

当院では、医療機関としての強みを活かし、患者様に合った食生活の改善方法をご提案しています。
医療機関の栄養相談は栄養指導と捉えられやすく、食事量や内容を厳しく制限されるイメージをお持ちの方が多いかもしれません。当院では、無理のない範囲でできる具体的なアドバイスが可能です。
日々の健康のためには、栄養相談を受けることをおすすめします

医療機関で栄養相談を受けることにより、生活習慣病、がん、慢性腎不全といった重篤な病気の予防や進行予防、治療、回復を実現しやすくなります。
当院では、医師と管理栄養士がタッグを組み、食に関するあらゆる提案を行い、薬に頼らない健康維持を実現しています。
生活習慣病の方は
特に注意が必要です
糖尿病
糖尿病を発症すると、合併症である「糖尿病性神経障害」「糖尿病性網膜症」「糖尿病性腎症」を引き起こす可能性があります。さらに脳血管障害や虚血性心疾患・末梢動脈疾患・呼吸器不全・歯周病・認知症・膀胱炎といった病気のリスクを高めることにも注意しなければなりません。近年は若年層の糖尿病患者が増えており、年齢や性別とは無関係に発症するリスクがあることも糖尿病のおそろしさのひとつです。適切なケアとコントロールを怠ると、命に係わるおそれもあるため、早めの治療を心がけましょう。
糖尿病にも種類があります
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糖尿病性神経障害
血糖値が高い状態が続くことにより、血管がダメージを受け、神経組織に障害が発生した状態です。手足の感覚が鈍くなったり、しびれたりする症状が現れます。特に足は炎症に気付きにくいため悪化しやすく、重症化すると壊疽(えそ)を起こし、足の切断を余儀なくされるケースもあるため注意が必要です。
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糖尿病性網膜症
糖尿病により血糖値が高まった結果、目の網膜にある毛細血管が詰まり、酸素や栄養分の供給が滞った状態です。視力の低下や眼底出血・硝子体出血を引き起こす原因となり、最悪の場合は失明につながります。
日本人の失明原因の第2位は糖尿病のため、決して油断できません。自覚症状を覚えた場合は、すぐに検査と治療を受ける必要があります。 -
糖尿病性腎症
糖尿病が原因で血糖値や血圧が高い状態が続いた結果、腎臓の働きが阻害されている状態です。腎臓は血液をろ過する役割を果たすため、機能が低下すると、タンパク質などの本来は必要な栄養素も排出してしまいます。この状態を「腎症」といい、悪化すると腎不全を発症し、人工透析を余儀なくされます。
糖尿病治療は食事療法も
必要です
すべての糖尿病患者様にとって大切な食事療法。2型糖尿病の患者様の場合はまずここから治療を始めます。
食事療法の大きな目的は、食事の量や摂り方に気をつけ、インスリンを分泌する膵臓の負担を軽くすることです。そのコントロールが食事療法の目的です。
年齢やお仕事、生活習慣などを確認し、栄養バランスも踏まえて指導します。
高血圧
心臓の収縮時に140mmHg以上、心臓の拡張時に90mmHg以上の血圧が記録される状態が高血圧です。
血圧が高い状態が続くと、動脈に負担がかかり、動脈硬化の進行にともなって心臓の負荷も増えます。結果として心筋梗塞や狭心症・脳梗塞・脳出血といった命に係わる重大な障害を招くリスクが増大します。
高血圧にも種類があります
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脳出血・脳梗塞
脳梗塞とは、脳血管の動脈硬化が進み、部分的に血流が阻害される病気です。
また、脳血管の破裂などにより出血が発生した状態が脳出血です。高血圧は脳梗塞・脳出血との関わりが深く、血圧を安定させることにより予防しやすくなります。 -
心筋梗塞・狭心症
心臓の筋肉につながる欠陥が詰まった状態が心筋梗塞、心臓に十分な血液を循環させられなくなる状態が狭心症です。
いずれも動脈硬化が原因で発症するケースが多いため、高血圧の予防により発症リスクを引き下げられます。 -
高血圧性腎障害・腎不全
尿をつくる腎臓の欠陥が阻害され、老廃物をろ過できなくなったり、尿にタンパクが出たりする状態です。
放置して悪化すると、人工透析が必要となる可能性もあります。また、高血圧をさらに悪化させる原因にもなるため注意が必要です。
高血圧治療は食事療法も
必要です
高血圧を予防するうえで重要なのは、過剰な塩分とアルコールの摂取を控えることです。
塩分は体内の水分量を増やす効果をもたらすため、血圧の上昇を招くリスクがあります。
日本人は1日10g以上の塩分を摂取するとされていますが、高血圧の方は塩分摂取量を1日あたり6g以下に抑えることが推奨されています。
アルコールの摂取量(エタノール換算値)は、男性は1日20~30mL以下、女性は10~20ml以下に抑えるように意識しましょう。カリウムが多い食品の摂取や、コレステロールを抑えることが、高血圧の予防につながります。
脂質異常症(高脂血症)
脂質異常症(高脂血症)とは、血液中のコレステロールや中性脂肪といった脂質が異常に多い症状です。脂質異常症(高脂血症)の患者様は、動脈硬化の進行や、心筋梗塞・脳梗塞といったトラブルを発症させるリスクが高くなります。
脂質異常症(高脂血症)になる原因の多くは、食生活の乱れやアルコールの大量摂取です。ハイカロリーな食事や野菜の不足などが中性脂肪や悪玉コレステロールを増やし、高脂血症につながります。また、日常生活で感じるストレスや、喫煙の習慣も、高脂血量の原因の一つです。
脂質異常症(高脂血症)にも種類があります
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認知症
日本人の認知症の多くは、脳の血管の病気によっておこるものが60~70%と言われており、脂質異常症(高脂血症)は無関係ではありません。
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心筋梗塞・脳梗塞
過剰に摂取したLDLコレステロールが血管の壁に取り込まれ、蓄積されることにより血管が固くなり、動脈硬化を引き起こします。動脈硬化が進行すると、心筋梗塞や脳梗塞といった命に関わるほどの重大なトラブルに発展する可能性があります。初期は自覚症状が現れにくいため、日常的な生活のなかで予防に取り組むことが重要です。
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閉塞性動脈硬化症
心筋梗塞・脳梗塞と同様のメカニズムにより、足の血管の動脈硬化が進んだ状態です。
血流の阻害により酸素や栄養素の供給が妨げられ、足に痛みやしびれなどの症状が現れます。歩くときに痛み、止まると痛みが和らぐ「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」を発症する場合もあります。
重症例では壊死を引き起こすケースもあり、油断はできません。
脂質異常症(高脂血症)治療は
食事療法も必要です
脂質異常症の食事療法では、脂質異常症のタイプによって食事のアプローチが異なります。
基本的には、コレステロール値が高い食品を避け、食物繊維が多い野菜などの摂取量を増やすなどの指導を行います。
些細なことでもお気軽に
ご相談ください

当院の栄養相談をご希望の方は、まずはお気軽にご来院いただいたうえで、お悩みをお聞かせください。
ご自宅で調理を担当されている方と一緒にご来院いただければ、より効率的な栄養相談に応じさせていただけます。お薬だけに頼らない症状改善を目指し、医師が二人三脚で体質の改善をサポートいたします。